【衝撃の事実】ホテルマンの本当の年収|実体験を基に解説

元ホテルオークラで4年勤務していた伊藤です。

結論として、ホテルマンの年収は思った以上に低く、高卒〜大卒含めて新卒から勤務した場合、ホテルマンの平均年収イメージは下記のとおりです。

  • 新卒1年目〜4年目:手取り12万円〜18万円
  • 新卒5年目〜10年目:手取り20万円〜24万円
  • 新卒11年目〜:手取り25万円〜

実際、ぼくが勤務していた会社の40代の上司は給料が低いとひいひい言いながら仕事していました。

とはいえ、ホテルマンとして年収を上げる方法はいくつか存在するので、低い給料で疲弊したくない人はぜひ参考にしてください

目次

ホテルマンの平均年収はいくら?

ホテルマンの平均年収を下記の表にまとめました。

働き方正社員アルバイト派遣社員
年収353万円1,084円1,337円
平均年齢不明不明不明

参考:求人ボックス

上記は求人ボックスを参考にしていますが、日本三大ホテルの1つと言われているホテルオークラで4年勤務していたぼくからすると、結構現実と乖離しているなという印象です。

というのも、正社員の平均年収が353万円となっていますが、1ヶ月に換算すると約29万円。

29万円のうち、おそらく月の残業時間が50時間ぐらいで、基本給は23万円ぐらいになると思います。

ぼくも新卒から入り、4年目の夏が一番給料をもらっていましたが、その月の給料が約32万円で、残業も80時間以上していました。

つまり、上記の平均年収353万円というのはあくまで残業込みの数字なので、残業がない場合の実際の年収は「平均年収×0.8掛け」ぐらいだと思っていたほうが良いでしょう

年齢別ホテルマンの初任給!思った以上に低いかも?

働くホテルによっては良い給料をもらえることもあるのですが、働くホテルを間違えると思った以上に低い年収で苦しむかもしれません。ここでは、新卒1年目〜4年目、5年目〜10年目、11年目〜に分けて初任給を解説します。

たとえば、30歳(大卒8年目)の中途でホテルマンへの転職を検討している人は、新卒8年目になるので「5年目〜10年目」の給料を参考にしてください。

新卒1年目〜4年目

新卒1年目〜4年目の初任給は、ざっくり手取りで「125,000円〜175,000円」ぐらいです。高卒か大卒かで変わってくるのですが、他の業種と比較すると若干安い初任給だと言えます。

ぼくは高卒なのですが、1年目の初任給は125,000円で、大卒の同期の初任給は約18万円ぐらいでした。

ちなみに、ホテルマンはホテルの中でも勤務する部署が複数ありますが(フロントや宴会・レストランなど)、部署によって給料が変わることはほぼないです。

新卒5年目〜10年目

新卒5年目〜10年目は、ざっくり手取りで「215,000円〜265,000円」ぐらいです。働く都道府県や年齢によって若干の差があるものの、まあまあ低いと言えます。

実際、ぼくの元上司も新卒10年目で手取りが25万円ぐらいだったので、わりと車とか家のローンで疲弊していたイメージがあります。

とはいえ、新卒5年目を超えてくると「役職」を貰える人も増えてくるので、上記の手取りに加えて役職給をもらえるでしょう。

役職給の目安は後ほど紹介します。

新卒11年目〜

新卒11年目〜は、ざっくり手取りで「27万円〜40万円以上」ぐらいです。ぼくの会社の元上司は、新卒1年目から25年以上勤務して、手取りで50万円ぐらいもらっているという噂でした。給与明細は見ていないので真実は定かではないですが、現実味を帯びている数字であることは間違いないです。

もし仮に大卒から11年以上勤務した場合、33歳ぐらいから手取りで40万円以上もらえる計算になるので、ここまで来ればわりと安心して生活できる水準ですよね

ホテルマンの役職給は?

ホテルマンは、部署に限らず役職給というものが存在し、早い人だと新卒4年目ぐらいから役職がつくようになります。ぼくも高卒4年目で役職をもらうことができ、20代前半から役職給をもらえる人も多いです。

あくまで勤務するホテルによって異なりますが、役職給のイメージは下記のとおりです。

役職役職給役職が付く目安年齢
チーフ(最初の役職)3,000円〜5,000円新卒4年目〜
キャプテン10,000円〜新卒5年目〜
ヘッド20,000円〜新卒7年目〜
アシスタントマネージャー25,000円〜新卒7年目〜
マネージャー35,000円〜新卒10年目〜
課長以降50,000円〜新卒11年目〜

※役職名はホテルによって異なる

新卒4年目のチーフは給料に対するインパクトが少ないですが、ヘッドぐらいになるとインパクトも出てきます。月々20,000円〜増えるので、車のローンとかも組みやすくなりますね。

また、マネージャークラスになると月々35,000円〜増えるので、貯金もしやすいですし、家族と旅行に行くだけのお金も毎月もらえます。

なお、課長以降は「次長」「部長」「それ以上」という形で役職が上がっていきますが、部長クラスになると10万円ぐらいの役職給がつくケースも多いです

実際、ぼくの知り合いはホテルマンの部長を務めていて、10万円以上の役職給をもらっています。

ホテルマンのボーナスは?

ホテルマンのボーナスは業績によって大きく異なるので、一概に表すことはできません。とはいえ、年に2回ある夏と冬のボーナスはほぼ100%もらえます。ざっくり、1回のボーナスあたり「月の給料×1ヶ月〜1.5ヶ月分」がボーナスに反映されるイメージです。

月の給料が20万円の場合は、20万円〜30万円ぐらいがボーナスとして支給され、ここから諸々引かれた額が手取りになります。

なお、ボーナスとあわせて退職金にも触れようと思いますが、退職金は結構闇に包まれてます。給与明細を見ていないので何とも言い難いですが、ぼくの上司は新卒〜定年まで勤務した先輩の退職金額を聞いて若干ショックを受けたらしいです笑

おそらく数百万円〜1,000万円ぐらいの退職金だと思うので、老後の足しにはなりますね。

ホテルマンの福利厚生は?

年収とあわせてチェックしておきたいのが福利厚生です。ホテルマンは他の業種と比べて福利厚生が良いほうであり、日常生活をちょっと楽にしたり、旅行時に嬉しい特典がもらえたりします。

系列ホテルやレストランを割引してもらえる

ホテルマンならではの福利厚生が、系列ホテルやレストランを割引してもらえることです。ざっくり10%〜15%ぐらいが割引されるイメージで、10,000円の料理なら8,500円ぐらいになります。特に家族旅行の際などは嬉しいですよね。

また、ホテル独自が発行しているポイントや優待特典も多いので、中には「10,000円割引券」をもらえたり、ポイントでご飯を食べられたりします。加えて、これらの特典に関しては大手ホテルのほうが手厚いので、そこらへんのビジネスホテルへ転職するぐらいなら、普通に大手ホテルに転職したほうが絶対に良いです

経験さえされば大手のホテルでも働きやすい

「大手のホテルは転職が難しい」といったイメージを持たれがちですが、まったくその心配は無用。ぼくですら、新卒1年目から大手のホテルに就職できてますし、ぼくが勤務している時代も、他のビジネスホテルで正社員をしていた人とか、飲食店のアルバイトしかしたことがない人も転職してきてました。

何かしらの接客経験があれば評価してもらいやすいのがホテルの良いところなので、ホテルマンとして働いてみたかったり、接客を活かせるレベルの高い職場で経験を積んだりしたい人にホテルはおすすめです。

社内恋愛は寛容的

福利厚生とは話がズレますが、ホテルマンは社内恋愛に結構寛容的。社会人になると、わりと深刻な問題として挙げられるのが「どこで異性と出会うか」ですが、ホテルマンって社内に男性も女性も多いので、意外と結婚しやすい職場であることは間違いないです。

ぼくもホテルに勤務していたときに、社内恋愛で彼女を作りました(別れましたが)

しかも、社内で結婚している人も多かったですし、社会人として悩みがちな「どこで異性と出会ったらええねん問題」を解決できるのもホテルで働く魅力ですね。

お客様からのチップはほぼもらえない

福利厚生の部分で最後にお伝えするのが、チップの話です。インターネット上の情報を参考にすると「お客様からチップをもらえる」的な話をしている人もいますが、99%妄想の世界です

お客様からチップをもらったのが社内でバレたら普通に怒られますし、そもそもチップを渡してくれるジェントルマンなお客様は少数派。チップをもらいたいなら海外のホテルに行きましょう。

ホテルマンが年収を効率よく上げる方法

ホテルマンとして働くのであれば、少しでも高い年収をもらえる職場に転職したいもの。結論として、その街にしかないようなビジネスホテルへの転職は間違いなくおすすめしません。給料が鬼のように安く、そして暇なのでクソ退屈な毎日を過ごすだけです。

ぼくの周りでも、その街にしかないようなビジネスホテルに新卒で就職し、給料も低いし退屈なので転職したいということで、ぼくが務めていたホテルに転職してきた人もいるぐらいです。

これらの実情や、ぼくが大手のホテルに4年間勤めてきた中で見つけた「ホテルマンが効率よく年収を上げる方法」を3つ紹介するので、ホテルマンとして年収を上げたい人はぜひ参考にしてください

同じホテルで長く働き役職につく

1つ目、同じホテルで長く働き役職につくこと。シンプルですが王道です。おすすめ度は50%ぐらい

というのも、新卒7年目にもなると中間管理職ぐらいの役職を手に入れることができ、役職給だけで年収が30万円〜50万円以上アップします。だいぶ大きいですよね。

つまり、20代後半ぐらいで年収450万円〜500万円ぐらいもらえるので、実は意外と低くない年収まで上げられます。ただし、1つの職場で働き続けるのが退屈な人には不向きなので、おすすめ度は50%にしてます。

1つの職場で働き続けるのが苦痛ではない人にはおすすめなので、現状ホテルに5年以上勤務していたり、あえて転職するのも面倒だったりする人は骨をうずめましょう。

早い時期から転職を検討する

2つ目、早い時期から転職を検討すること。最短ルートで年収を上げられる方法で、おすすめ度は80%ぐらい

実は、ホテルマンって「どこのホテルに転職するか」で生涯年収が1,000万円以上変わります。シンプルに、その街にしかないホテルに勤め続けたら「40代になっても手取り20万円」みたいな世界ですし、大手ホテルに勤めたら「30代で手取り40万円」みたいなのがホテルマンの世界です。

つまり、とにかく早い時期に大手ホテルに転職しちゃったほうが旨味が強いです。大手ホテルの基準は「複数の地域に展開しているホテル」だと捉えれば問題ありません。たとえば、ぼくが勤務していたホテルオークラは主要都市すべてに展開していますし、海外にも展開しています。

ホテルオークラに限らず、上記のようなホテルは無数にあるので、ホテルマンを1年〜2年ぐらい経験したらすぐに転職しちゃいましょう。

なお、ホテルマンとして転職をおすすめするホテル一覧とサービスは下記の記事にまとめているので、年収を少しでも上げるコツを知りたい人はあわせて参考にしてください。

残業でお小遣いを稼ぐ

3つ目、残業でお小遣いを稼ぐこと。盲点かつ地味な方法で、おすすめ度は40%ぐらい

残業は時給×1.25倍が出ますし、ホテル業界って残業が多いことでも有名なので、意外と生活費の足しになったりします。

たとえば、ぼくが50時間以上残業していたときは、50,000円〜60,000円ぐらい給料が増えたので、その月は旅行にも行けたし、貯金も満足にできました。

ただ、最近は残業に対して色々なところから突っ込まれる時代ですし、シンプルに体や精神を壊す可能性も高くなるのでおすすめ度は40%にしてます。

最も賢いのは、今ホテルマンとして働いている場合は、今の職場で残業でお小遣い稼ぎをしつつ、同時並行で大手ホテルへの転職活動を進めるのが一番です。

ホテルマンの年収に関するよくある質問に回答!

最後に、元ホテルマンの経験を活かして、ホテルマンの年収に関するよくある質問に回答します。

  • ホテルマンで年収1,000万円っていける?
  • ホテルマンは海外で働ける?
  • ビジネスホテルとシティホテルはどっちが給料高い?
  • ホテルマンは土日でも働く?
  • ホテルマンの残業事情は?

それぞれ順番に見ていきましょう。

ホテルマンで年収1,000万円っていける?

ホテルマンの「総支配人」という役職がありますが、総支配人なら年収1,000万円はいけます。総支配人以外は100%無理です。

とはいえ、総支配人になる人って「スーパーエリート」みたいな人種ではなく、意外と新卒からコツコツとホテルに勤め続けた経験がある人がなるので、誰でも総支配人になれる可能性はあります。

大体50代前半〜総支配人になるので、ホテルマンとしてのゴールとして設定するのは非常にありです

ホテルマンは海外で働ける?

結論として、どれだけ英語を話せるか次第ですね。ぼくはホテルマンを辞めていますが、ホテルマンとして人生を全うしていた場合、勤務しながらコツコツ英語を覚えて、海外のホテルに転職することを選んでいましたね。

海外のホテルのほうが年収が高いわけではないですが、国内のホテルで働き続けるより、経験の1つとして海外に勤務するほうがシンプルに楽しいと思ったからですね。

ちなみに、当時のぼくは下記の転職サイトで海外求人を探していました。

2023年7月時点でも海外求人が多く掲載されていますね。

ビジネスホテルとシティホテルはどっちが給料高い?

絶対にシティホテルですね。どこまでをビジネスホテルと括るかによって変わってきますが、平均年収は間違いなくシティホテルです。あと、シンプルにビジネスホテルは退屈の極みなのでおすすめしません

ホテルマンは土日でも働く?

土日でも働くことが多いです。ホテルの稼ぎ時は土日ですし、平日よりも忙しいですね。

ただ、主婦の方や何かしらの事情がある場合、希望公休という形で申請を出せば土日でも休めるので、そのあたりはわりと自由に選べます。

ぼくも彼女と土日にデートしたいときは希望公休を出して旅行に行ってました。

ホテルマンの残業事情は?

基本的には、月に10時間〜30時間ぐらいの残業があります。繁忙期や人が足りない時期だと、50時間を超える月もあるかもしれないです。ぼくはマックスで80時間を超えた月もありました

そのときのモチベーションは「これで年収が上がる」しか考えてなかったので、残業が多いことがネガティブだとは思わなかったですね。

なお転職サービスを使うと、転職しようとしているホテルの直近の残業時間を教えてくれるので、なるべく残業したくない人は情報収集として使うようにしてください

まとめ

今回は、ホテルマンの年収について解説してきました。ホテルマンは新卒こそ年収は低いものの、5年目を超えてくると、わりと平均以上の年収をもらえる仕事です。おすすめの年収の上げ方は、1つの会社に骨をうずめるか、早々に転職するかの2択。

シンプルに、転職が面倒な人は1つの会社に骨をうずめ、今すぐに年収を上げたり新しい職場で働きたかったりする人は転職を検討しましょう

下記の記事でも年収が高いホテル一覧と、ぼくが実際に使ったおすすめサービスをまとめているので、本記事とあわせてご覧ください。

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この記事の執筆者

新卒から大手シティホテルで4年勤務。
ホテル内のブッフェレストラン→宴会サービス→ブライダルサービスなど、ホテル内での部署異動も多数経験。
ホテルマンを経験したからこそ分かるホテルマンへの転職方法、ホテルマンから異業種への転職のコツを包み隠さず発信します。

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